「介護リハビリを利用したいけれど、訪問と通所のどちらが合うのか分からない」「デイサービスでも体操をしているが、デイケアとは何が違うのか」「手すりや杖を先に買ってよいのか」と迷う家族は少なくありません。介護リハビリは、運動だけを増やすことではなく、本人が暮らしの中で行いたい動作を安全に続けるための支援です。
自宅に来てもらう訪問リハ、施設に通う通所リハ(デイケア)、生活支援や機能訓練を行うデイサービスには、それぞれ役割があります。本記事では、厚生労働省などの一次情報を確認し、制度の使い方、費用の考え方、家族と介護職が担う範囲を整理します。急な症状や転倒後の痛みがある場合は運動を始めず、先に医療機関へ相談してください。

介護リハビリとは。まず「暮らしの動作」から考える
ここでいう介護リハビリは、介護保険の訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションなど、生活機能の維持・回復や日常生活の自立を支援するサービスを指す言葉として使います。通称として「介護リハビリ」と呼ばれることがありますが、サービスの正式名称、対象者、提供場所、計画の作り方はサービスごとに異なります。
病気やけがの後に筋力だけを測るのではなく、起き上がる、立つ、トイレへ移る、着替える、食事をする、屋外へ出るなど、本人の生活で困っている場面を確認します。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が関わり、医師の指示や計画、本人・家族の希望、心身の状態、住環境などを踏まえて内容を調整します。職種や配置は事業所によって異なるため、利用前に確認します。
目的は、全員が同じ回数、同じ歩数、同じ運動を達成することではありません。たとえば「家の中を安全にトイレまで歩く」「一人で食事の姿勢を整える」「家族と近所の店へ行く」のように、本人の暮らしに合わせて目標を言葉にします。短期の目標と、体調が変わったときの見直し方法を関係者で共有すると、家族が過剰に頑張らずにすみます。
国の身体活動ガイドをそのまま要介護者の目標にしない
厚生労働省の高齢者向け身体活動ガイドには、個人差を踏まえて可能なものから取り組み、歩行などを1日40分、約6,000歩に相当する活動量として示す説明があります。一方で、同じ資料は、推奨量に届かなくても少しでも身体活動を行うこと、体力や状態に応じて強度と量を調整すること、安全と転倒に配慮することも示しています。
この一般的な推奨を、要介護者へ一律のノルマとして当てはめてはいけません。疾患、痛み、疲れやすさ、認知機能、ふらつき、補助具の使用状況などで適切な量は変わります。歩数や時間を増やす前に、担当の専門職へ確認し、本人が無理なく続けられる生活活動から考えます。
訪問リハ・通所リハ(デイケア)・デイサービスの違い
訪問リハビリテーションは、自宅の環境で動作を確認する
訪問リハビリテーションは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが利用者の居宅を訪問し、心身機能の維持・回復や日常生活の自立に向けたリハビリテーションを行う介護保険サービスです。ベッドからの起き上がり、トイレまでの動線、玄関の段差、台所での立ち位置など、実際の環境を見ながら考えられる点が特徴です。
「家の中で転ばずに移動したい」「家族が介助するときの姿勢を知りたい」「外へ出るまでの手順を整理したい」人に向きます。通うこと自体が難しい人にも候補になります。家屋の構造や生活習慣を専門職が確認し、必要に応じて福祉用具や住宅改修の相談につなげることがあります。訪問できる地域、時間、職種、医師の指示や計画、家族の同席可否は事業所へ確認します。
通所リハビリテーション(デイケア)は、施設でリハビリを行う
通所リハビリテーションは、介護老人保健施設、病院、診療所などへ通い、心身機能の維持・回復と日常生活の自立を目指すサービスです。専門職の関わりを受けながら、施設の設備、集団または個別の活動、体調確認、送迎などを組み合わせます。事業所の規模、利用時間、提供内容、送迎の範囲はそれぞれ異なります。
自宅以外の環境で練習したい人、外出する機会を保ちたい人、医療機関や施設の設備を使いたい人に候補です。長時間の利用が合うとは限らず、短時間の集中的な利用を案内する事業所もあります。本人の疲れ方、帰宅後の様子、送迎の乗り降り、家族の希望を確認し、見学や相談で利用時間を決めます。
デイサービス(通所介護)は、生活支援と機能訓練を組み合わせる
デイサービスは、通所介護の通称です。食事、入浴、排せつなどの日常生活上の支援、他者との交流、機能訓練、家族の介護負担軽減などを、事業所の利用時間内で提供します。事業所によって、機能訓練指導員の配置、個別機能訓練の実施、認知症の人への対応、食事や入浴の有無などが異なります。
デイサービスに個別機能訓練がある場合もあるため、「リハビリはデイケアだけ」と断定できません。一方、通所介護と通所リハは制度上のサービス種別や事業所の設置背景、職員体制、計画、提供目的が同じではありません。運動をしているかだけで決めず、本人が必要とする専門職の関与、医師との連携、生活支援、利用時間を見ます。
3つを比較するときの見方
| サービス | 主な場所 | 生活に合う相談例 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 訪問リハビリテーション | 自宅・居宅 | 家の中の移動、トイレ、入浴動作、家族の介助 | 訪問地域、職種、時間、指示・計画、用具や改修への連携 |
| 通所リハビリテーション(デイケア) | 病院・診療所・介護老人保健施設など | 施設の設備を使う練習、外出、専門職の評価 | 利用時間、個別・集団の内容、送迎、食事等の費用、疲労 |
| デイサービス(通所介護) | 通所介護事業所 | 入浴・食事・交流、生活機能の維持、個別機能訓練 | 機能訓練の内容、担当職種、時間、送迎、生活支援の範囲 |
同じ事業所名や広告の「リハビリ」という言葉だけでは、実際の提供内容は分かりません。見学時に、目標、計画、担当職種、1日の流れ、体調不良時の対応、家族への報告方法を質問します。

母は家の中のトイレ移動でふらつきます。通うより自宅で動作を見てもらう方がよいのか、訪問リハと通所リハの違いを教えてください。見学できる事業所も知りたいです。」
介護リハビリで行うことは、生活場面に合わせて決まる
移動・立ち上がり
立ち上がりは、椅子の高さ、足の位置、手を置く場所、体重移動、周囲の障害物など複数の要素で変わります。家族が「もっと頑張って」と繰り返すより、専門職に動作を見てもらい、本人が安全にできる手順と見守りの位置を教えてもらう方が具体的です。杖や歩行器の高さや使い方も、本人の姿勢、歩行速度、屋内外の環境に合わせて確認します。
食事・会話・飲み込み
食事中のむせ、声の変化、食べる速さ、姿勢、飲み込みにくさがある場合は、運動だけの問題とは限りません。言語聴覚士や医師、看護職などへの相談が必要になることがあります。水分や食形態を家族の判断で大きく変えず、むせや体重減少、発熱などがあるときは主治医へ伝えます。
更衣・入浴・排せつ
衣服の着脱では、座って行うか、手すりや椅子を使うか、片側に麻痺があるかなどで安全な手順が変わります。入浴は濡れた床、またぎ動作、温度差、疲労が重なる場面です。排せつは急ぐ状況になりやすいため、夜間の照明、ベッドからトイレまでの距離、見守りの方法を含めて確認します。
専門職は、本人ができる部分を残しながら、介助量を減らせる環境や手順を一緒に考えます。家族が先回りしてすべて行うと、本人が動く機会を失うことがあります。反対に、本人だけで無理に行わせると転倒や疲労につながるため、「どこまで本人が行い、どこから見守り・介助するか」を具体化します。
外出・社会参加
買い物、通院、近所への散歩、家族との外食などは、歩行能力だけでなく、段差、信号、混雑、休憩場所、トイレ、天候への対応が関係します。いきなり長い距離を目指さず、家の玄関から車まで、建物内の短い区間など、目的に近い小さな場面から確認します。外出前後の疲れ方や翌日の状態も記録し、次回の相談材料にします。
自宅で家族・介護職が関わるときの安全な境界
自宅でできる関わりは、本人の体調を聞く、動線を片づける、椅子や手すりの位置を確認する、本人が決めた方法を見守る、実施後の変化を記録して専門職へ伝えることです。介護職は、ケアプランや事業所の手順に沿って支援し、独自に運動の回数・負荷・禁忌を決めません。リハビリ専門職から教わった内容でも、本人の状態が変わったときは再確認します。
急な息苦しさ、胸の痛み、新しい強い痛み、転倒後の痛みや頭を打った可能性、意識の変化、急な麻痺、いつもと違う発熱や体調不良があるときは、運動や移動練習を中止して医療機関や救急相談へつなぎます。判断に迷う場合は、主治医、看護職、ケアマネジャーへ連絡します。
運動中に、胸痛、動悸、めまい・ふらつき、強い空腹感やふるえ、いつもと違う強い疲れ、関節や筋肉の強い痛み、冷や汗などが出たら、厚生労働省の安全情報に従って直ちに中止します。続ければ慣れると考えず、症状の程度に応じて医療機関へ相談します。本人が「大丈夫」と言っていても、顔色、呼吸、発汗、反応、歩き方の変化を見ます。
なお、一般の健康づくり資料に示される歩数や時間を、要介護者の一律目標として勧めません。本人の疾患、服薬、痛み、睡眠、栄養、認知機能、転倒歴を踏まえ、専門職が提案した範囲で行います。

昨日から立ち上がりの後に疲れが強く、今日はふらつきもあります。教わった練習は中止し、体調と実施状況を記録しました。今日の関わり方を確認できますか。」
介護保険で利用するまでの流れ
1. 市区町村または地域包括支援センターへ相談する
介護保険サービスを使いたいときは、本人の住所地の市区町村窓口、地域包括支援センター、入院中であれば退院支援担当者へ相談します。まだ要介護認定を申請していない場合も、「自宅で何に困っているか」「いつから困っているか」「医師から何を言われているか」を伝えると、必要な手続きの案内を受けやすくなります。
2. 要介護・要支援認定を申請する
市区町村へ認定申請を行うと、認定調査と主治医意見書をもとに審査が進み、要支援1・2、要介護1〜5、または非該当などの結果が通知されます。40〜64歳で申請する場合は、対象となる特定疾病など条件があります。結果の通知時期や必要書類は自治体へ確認します。
3. ケアプランを作成する
要介護1以上は居宅介護支援事業所のケアマネジャー、要支援1・2は地域包括支援センターなどへ相談し、本人・家族の希望、心身の状態、住環境、予算、利用できる事業所を踏まえてケアプランを作成します。医療保険と介護保険の扱いは病状、サービス内容、時期などで条件が変わるため、併用の可否を一律に決めず、主治医とケアマネジャーへ確認します。
4. 主治医・事業所に確認し、契約して利用する
訪問リハや通所リハでは、主治医の診察や指示、リハビリテーション計画、事業所の利用条件が関わります。事業所へ、対応できる疾患、担当職種、訪問地域、送迎、利用時間、キャンセル時の扱い、体調不良時の連絡先を聞きます。内容に納得したら契約し、ケアプランに基づいて利用を始めます。
費用は「サービス費×負担割合+実費」で確認する
介護保険サービスの利用者負担は、介護サービスにかかった費用の原則1割で、一定以上所得がある人は2割または3割です。実際の額は、要介護度、サービス種別、利用時間・回数、地域区分、加算、事業所の体制などで変わります。訪問リハは利用回数や時間、通所リハ・デイサービスは利用時間、規模、送迎、提供内容などを事業所へ確認します。
サービス費のほかに、通所での食費、おむつ代、日用品、行事費、医療費、交通費などが別にかかる場合があります。居宅サービスには要介護度ごとの1か月の支給限度額があり、限度額を超えた部分は全額自己負担になる場合があります。福祉用具や住宅改修は別の支給ルールがあるため、サービス費と一緒に見積もらず、ケアマネジャーと福祉用具専門相談員へ確認します。
見積もりを依頼するときは、1回あたりの利用者負担だけでなく、月の回数、加算、食費等の実費、自己負担割合、限度額を超える可能性、休んだ場合の扱いを書面で確認します。「1回いくら」と出ていても、地域区分や加算で変わることがあるため、公式案内と契約書の両方を見ます。負担が重い場合は、高額介護サービス費などの軽減制度を市区町村へ相談します。
福祉用具は購入を急がず、状態と住環境を確認する
手すり、杖、歩行器、スロープ、車いすなどは、本人の身体状態、使う場所、床面、段差、家族の見守り、保管場所を合わせて選びます。同じカテゴリでも、握りやすさ、重さ、高さ調整、ブレーキ、設置方法、屋内外の違いがあります。店頭で見た印象や通販のレビューだけで決めず、専門職の動作確認を受けます。
厚生労働省は、介護保険の福祉用具について、ケアマネジャーと福祉用具貸与事業者へ相談して貸与品を決める流れ、販売品は販売事業者へ相談・購入後に自治体へ支給申請する流れを案内しています。固定用スロープ、歩行器(歩行車を除く)、単点杖(松葉づえを除く)、多点杖は、貸与と特定福祉用具販売の選択制の対象です。選択制の対象や手続きも、本人へ情報提供する専門家に確認します。
短期間で状態が変わりそう、体に合うか試したい、退院直後で生活動線を見直したい場合は、貸与を含めて相談する余地があります。衛生面や再利用の可否、長期使用の見通し、破損時の対応を踏まえて購入を検討する場合もあります。どちらが得かを先に決めず、「いつ、どこで、誰が、何のために使うか」を明確にしてから選びます。
購入前には、本人が一人で安全に操作できるか、使う床面・段差・廊下幅・トイレや浴室のスペースに合うか、高さや幅が合うか、本人・家族・介護職が同じ手順を理解できるかを確認します。貸与と販売の制度、自治体への申請、交換・返却、購入後の相談窓口も聞きます。住宅改修は工事前の申請や理由書が関わる場合があるため、先に工事を済ませずケアマネジャーへ相談します。

商品比較表|福祉用具カテゴリ(具体的なブランド商品ではありません)
| 用具カテゴリ | 向く可能性がある場面 | 貸与の適否 | 購入の適否 | メリット | デメリット・注意 |
|---|---|---|---|---|---|
| 手すり | 立ち上がり、廊下、玄関、トイレで支えが必要 | 設置型や置き型など、対象・設置条件を専門家に確認 | 固定用や住宅改修を含め、工事前に自治体・ケアマネジャーへ確認 | 動作の支点を作りやすい | 位置が合わないと、引っ張る・ねじる動作やつまずきにつながる |
| 杖 | 屋内外の歩行で軽い支えが必要 | 単点杖・多点杖など対象と選択制を確認 | 体に合う高さ、握り、先ゴム、使用場所を確認 | 持ち運びやすく試しやすい | 支える力には限界があり、ふらつきが強い人の単独使用は危険な場合がある |
| 歩行器 | 歩行時の支持面を広くしたい | 歩行器(歩行車を除く)など対象を確認 | 住環境、収納、屋内外の使い分けを確認 | 体重を支えやすいタイプがある | 段差、方向転換、ブレーキ操作、床面との相性を確認する |
| 固定用スロープ | 小さな段差や出入口の移動を補助 | 固定方法、幅、勾配、設置場所を確認 | 工事や購入前に対象・申請・安全性を確認 | 段差への対策を考えやすい | ずれ、幅、勾配、車いすや歩行器との相性を専門家が確認する |
表は一般的な判断材料です。本人の身体状態と住環境に適合するとは限りません。貸与・購入・住宅改修のどれが使えるか、自治体の制度、自己負担、申請時期は、ケアマネジャーと福祉用具専門相談員へ確認してください。商品名、ブランド名、価格、順位は指定していません。
よくある質問
Q1. 介護リハビリは何をするサービスですか?
A. 立つ、歩く、着替える、食べる、話す、トイレへ移るなど、本人の生活で必要な動作を安全に続けるための支援です。内容は心身の状態、生活環境、本人の目標、医師の指示や計画、専門職の評価をもとに決まります。家族が自己流で回数や負荷を決めるものではありません。
Q2. 訪問リハと通所リハ(デイケア)はどちらがよいですか?
A. 自宅の段差やトイレ動作を見てもらいたい、通うのが難しい場合は訪問リハが候補です。施設の設備を使いたい、外出の機会を保ちたい場合は通所リハが候補になります。本人の体調、目標、送迎、疲れ方、事業所の体制をケアマネジャーと見学時に確認します。
Q3. デイサービスでも運動をしているなら、デイケアと同じですか?
A. 同じではありません。デイサービスは通所介護として生活支援、交流、機能訓練などを提供し、事業所によって個別機能訓練を行う場合があります。デイケアは通所リハビリテーションという別のサービス種別です。運動の有無だけでなく、専門職、計画、医療との連携、入浴や食事などの生活支援を比較します。
Q4. 介護保険の自己負担は何割ですか?
A. 介護サービス費の利用者負担は原則1割で、一定以上所得がある人は2割または3割です。地域区分、要介護度、利用時間・回数、加算、食費やおむつ代などの実費、支給限度額を超える利用の有無で支払額は変わります。契約前に月の見積もりを確認してください。
Q5. 介護保険のリハビリは、認定前でもすぐ使えますか?
A. 介護保険サービスの利用には、原則として要介護・要支援認定とケアプランが関わります。まず市区町村、地域包括支援センター、入院中の退院支援担当者へ相談してください。認定前のサービスや医療保険の扱いは状況で異なるため、自己判断で利用開始せず、主治医と窓口へ確認します。
Q6. 家族が自宅でリハビリをしてもよいですか?
A. 家族ができるのは、専門職から説明を受けた方法の見守り、環境整備、体調確認、実施状況の記録などです。新しい運動、負荷の増加、痛みを我慢する練習、歩行器や杖の独自調整は避けます。急な症状、転倒後の痛み、運動中の異変があれば中止して医療職へ連絡します。
Q7. 運動中にどのような症状が出たら中止しますか?
A. 胸痛、動悸、めまい・ふらつき、強い空腹感やふるえ、いつもと違う強い疲れ、関節や筋肉の強い痛み、冷や汗などが出たら直ちに中止します。急な息苦しさ、意識の変化、片側の麻痺などがあれば、緊急性を考えて救急要請も含めた対応をします。
Q8. 手すりや杖は、先に買ってしまってもよいですか?
A. 先に購入せず、本人の状態と住環境を見てもらうことをおすすめします。貸与と販売の選択制の対象用具もあり、住宅改修は事前相談や申請が必要な場合があります。ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に、使う場所、目標、操作、交換・返却、申請を確認してから決めます。
Q9. 医療保険と介護保険のリハビリは一緒に使えますか?
A. 病状、サービス内容、時期、制度上の条件で扱いが変わるため、一律に「併用できる」「できない」とは言えません。主治医とケアマネジャーに現在のサービス、医療機関でのリハビリ、希望する訪問・通所サービスを伝え、個別に確認してください。
まとめ|暮らしに合う介護リハビリを専門家と選ぶ
介護リハビリを選ぶときは、まず本人が暮らしの中で困っている動作を言葉にします。自宅の環境を見てほしいなら訪問リハ、施設の設備や外出機会を使いたいなら通所リハ、入浴・食事・交流や機能訓練を組み合わせたいならデイサービスが候補です。ただし、デイサービスにも個別機能訓練があるため、サービス名だけで判断せず、専門職、計画、生活支援、送迎、体調への対応を確認します。
介護保険の利用は、市区町村や地域包括支援センターへの相談、認定、ケアプラン、主治医・事業所の確認、契約の順に進めます。費用は1〜3割の利用者負担を基本に、加算、地域、利用時間・回数、食費等の実費、限度額で変わります。福祉用具は、購入を急がず、本人の状態と住環境、貸与・販売の制度、専門家の調整を確認してください。
体調が急に変わったとき、痛みや転倒があるとき、運動中に胸痛やめまいなどが出たときは中止し、医療職へ相談します。本人に合う支援を、家族だけで抱え込まずに関係者と見直していきましょう。
まず相談すること
本人の住所地の市区町村窓口、地域包括支援センター、担当ケアマネジャーへ、「困っている動作」「転倒や痛みの有無」「自宅の段差やトイレまでの動線」「通所できる体力」「医師からの指示」「希望する生活」を伝えます。利用候補が決まったら、主治医、リハビリ専門職、事業所、福祉用具専門相談員と安全な方法を確認してください。
急な症状、転倒後の痛み、胸痛、動悸、めまい・ふらつき、冷や汗などがある場合は運動を中止し、医療機関または地域の救急相談へ連絡します。
参考にした一次情報
制度、費用、事業所の提供内容は変更される場合があるため、公開前に各公式ページを再確認してください。

